最高のテーマアルバム

先日、アルバム『スイートルームナンバー1』の収録曲等が出ました。

10/26(水)リリース
1stアルバム
『スイートルームナンバー1』
M1.チェックイン
M2.カッチョイイゼ!JAPAN
  作詞・作曲:つんく 編曲:鈴木Daichi秀行
M3.愛〜スイートルーム〜
  作詞・作曲:つんく 編曲:平田祥一郎
M4.紫陽花アイ愛物語
  作詞:角田崇徳、斉藤未悠 作曲・編曲:角田崇徳
M5.恋のヌケガラ
 作詞:湯川れい子 作曲:はたけ 編曲:鈴木Daichi秀行
M6.Tea Break
 作詞・作曲:つんく 編曲:鈴木Daichi秀行
M7.ひとりじめ
 作詞:三浦徳子 作曲:つんく 編曲:平田祥一郎
M8.クラクラ ディナータイム
 作詞・作曲:つんく 編曲:AKIRA
M9.クレナイの季節
 作詞・作曲:つんく 編曲:安部潤平田祥一郎
M10.唇から愛をちょうだい
 作詞・作曲:つんく 編曲:田中直
M11.パジャマな時間
 作詞・作曲:つんく 編曲:高橋諭一
M12.まごころの道
 作詞・作曲:つんく 編曲:鈴木俊介
M13. チェックアウト


うわ、俺こういうの大好き!
「もう、なにこれ!超おもろい!!」みたいな。
チェックインから始まり、美勇伝の3人がいるスイートルームでくんずほぐれつ楽しく狂おしい時間を過ごし、チェックアウトするという。あれは真夏の夜の夢、紅の季節の幻想だったのか。こんな解釈でいいんだよね?僕は間違ってないよね?
そんな妄想が容易に出来ちゃうのが美勇伝のいいところです。ほんとかよ。


最近のつんく兄ワークスの傾向の1つとして『テーマアルバム』があります。
何か1つのテーマを設定し、それに沿ってアルバムを作ることです。
や、アルバムっていうのはもともとそういう風にして作られるものなんだろうけど、ここ最近のつんくワークスはそれが顕著な気がします。


後藤真希の『3rdステーション』はどことなく旅や風景を思い出させるアルバムだし、モーニング娘。『愛の第6感』は女の子の五感+六感をテーマにしたアルバムでした。古くは「おはよう」から「おやすみ」までの娘。3rdアルバム『LOVEパラダイス』がそうでした。


しかし、この『スイートルームナンバー1』ほど、連続する物語性を感じさせるアルバムがあっただろうか。収録曲のタイトルだけを見てこんなに確信を持つのも変な話だけど、なにか物語性を感じられずにいられないのは、やはりこれが美勇伝というユニットだからである。石川梨華がいるからである。
こういう極端なテーマ(いい意味です)をやってのけるのは彼女と彼女が率いるユニットが相応しいんです。きっと彼女らは本気でやってくれまっせ。


だってイメージできますもん。
ウォン・カーウァイの『花様年華』あるいは『2046』に出てくるような部屋の扉に手をかける。扉には『001』の数字。扉を開くと、そこには少しアンニュイな3人の女性。あなたの好みはどの娘?彼女?それとも3人とも?もしかしたら手玉に取られてるのは貴方かもしれない・・・。


ちょっとイメージ先行で先走りすぎました。俺最高にキモチワルイ。
でもやっぱり、こんな風に妄想してもアジアなイメージがあるのはさすが美勇伝であります。


聴き終わった後、これは白昼夢か熱帯夜の幻想かと思えるようなクラクラするテーマアルバム、いやある意味テーマパーク型アルバムにであって欲しい。
絶対買いますよ、これ。