3人

さて美勇伝ファンの皆さんにおかれましては、『スイートルームナンバー1』を発売日にしてすでに浴びるほど何回も聴いておられるでしょうが、遅れてきた似非ファンのような僕も何回も聴いております。


このアルバムはやはり相当濃い曲満載でありまして、畳み掛けてくるようなラッシュに押されすぎてもう気持ちよくなっちゃうみたいな中毒的な一品です。ぜひ一聴してこの世界観を楽しんで欲しいです。ホントに面白いよ。


最近美勇伝が気になっている人はもちろん、気になっていなくてもモーニング娘。が好きな人とかにもいい気がする。なんかやけに元気が出るんですよね、これ。
それはモーニング娘。であった石川梨華がいるせいからなのか。それともその始まりの境遇が0からのスタートに近く(娘。のそれと比べれば天地の差があるけれど)、現在成長中だからなのか。全く違うグループなんですけど何故か同じイズムを感じるのです。僕だけですかね・・・。


そして通して聴いてると、想像してたより三好絵梨香岡田唯の2人の存在が大きい印象を受けました。
美勇伝に関しても僕は非常にわかりやすいルートを辿って入っていて、まず最初のきっかけは「石川梨華」なんですね。梨華ちゃんがいて、彼女が気になるから美勇伝を見てみた、と。三好ちゃんと岡やんは露出が少なく、ハロモニ。のコントかラジオ番組くらいでしか知らなくて、いまいち顔が見えてこなかったわけです。美勇伝を一言で説明するならばやっぱり「石川梨華がいるグループ」であり、どうしても石川石川と注目してしまいがちでした。


でもアルバムを聴いてみると、何よりも歌にその内容に彼女たち2人の個性とキャラクターが表れていて、そこで初めて今まで僕が少ない情報で思い描いていた「三好絵梨香」「岡田唯」という像とパチンとリンクした感覚を得ました。そして石川梨華という像と合わせて、とてもバランスのいいユニットだなと思ったんですよね。


これから『美勇伝』というグループが成長していくにつれて「この3人が美勇伝」とさらにはっきり鮮明に感じさせてくれる気がします。それは例えば、メンバーが変わっていくモーニング娘。がその度に「私たちがモーニング娘。だ」と僕たちを納得させてくれるように。


それにしてもこの『唇から愛をちょうだい』→『パジャマの時間』のコンボは効くなぁ・・・。相当すごいことになってる。脳が震える。