あなたのプレミアム

ベストアルバム『後藤真希プレミアムベスト①』買って参りました。


僕は買ってきたCDを初めて聴く時、歌詞カードとか見ないんです。歌詞は歌声で伝わってくると思うからです。何かしながら片手間に聴くことも少ない。寝転がってか座ってか、ともあれなるべく音楽だけを純粋に楽しみます。


それがアルバムの場合も同じ。歌だけを聴くんです。そうするといろんなことを感じることが出来ます。
あとはアルバムでは特に曲の「流れ」を大事にして聴いています。歌詞カードで曲順とか確かめぬまま全部流して聴く。なんていうか、アルバムのリズムというかダイナミズムを身体で感じながら聴くんです。


今、始めの1回を聴き終えたところです。


正直な話、「流れ」というものを感じないんですね。流れなんて無いと言ってもいい。それがシングルの曲を集めたベストアルバムというものの性質なのかもしれません。
でもね、そこが良かったんです。


ごっちんのシングル曲っていうのは、本当にごっちんらしく振り幅が大きくて色とりどりの印象。でも、どんなに方向性があっちこっち向いてても共通なのは「後藤真希が歌っている歌」ということ。だからこのアルバムには「流れ」は感じられないんですけど、逆にそこに「後藤真希の歌」という宇宙が感じられ、その宇宙に雑然と輝いている色とりどりの星をひとつずつすくい取って見る、みたいな楽しさがあるんですね。


アルバムの写真を見てみてください。
持っていない人はこの写真を見てみてください。



まさにこんな感じなんです。
バラバラと並べられた歌から好きな色の歌を手に取って聴く。そして後藤真希の歌というものを楽しむ感覚。もちろん、ごっちんと一緒に。


「もう持ってるよ」という人は、アルバムとしての完成度ではなく、そういう作業を楽しんで。


「まだ持ってないよ」という人は、まずは聴いてみてあなたのお気に入りの歌を見つけてください。


そうやって感じたものが、ごっちんとのプレミアムになる。
そしたらきっと、またごっちんのことが好きになる。


僕もこれからまた2回目を楽しもうと思います。2回目はどんなプレミアムが見つかるかな。さっきと違うものかもしれません。