藤本美貴カジュアルディナーショー(ディナー編)

昨夜は緊張のあまり眠れなかった、なんてことは全くなく快眠(笑)疲れてるんだべ。
そして今日は仕事もオフを取って、最高のコンディションでディナーショー当日を迎えたわけですが、日中の予定がおして開演時間に遅刻しそうになりました。


慌てて恵比寿駅に向かい、着いたら開演7分前。これはヤバイ!とかなり焦りました。最初はディナータイムだろうから歌は聴き逃すことはないにしても、遅刻はかなり無粋な感じがしましてね。理由はどうあれ、カッコ悪すぎ。


パニクった僕は駅を出た瞬間に前後不覚に陥り、進むべき方角がわからなくなりました。ピンチ!そうこうしているうちに開演5分前。カッコ悪い僕が現実のものとなってくる。万事に窮した僕はおもむろに片手を上げて「タクシー!」。
間に合うためにはこれしかなかったんです(笑)


そのちょっとカッコ悪めのしかし好判断によって、開演ギリギリに会場入り。僕の時計では数秒前みたいな。確実に最後の客でした(笑)


入ってすぐ、チェック。サクッと済んだので良かったのですが、問題はその後でした。
「げ!お客さんのほとんどがスーツじゃん!!」
カジュアルな格好をしている方はほとんどおられませんでした。しかも黒のスーツの方が圧倒的に多い。80人近いスーツ姿の男性が狭い会場内で一斉に食事している光景は圧巻でした。後から入ったから余計にビックリしました。


じゃあ自分の出で立ちはと言うと、かなりカジュアル。ただのキレイ目な普段着でした!先日にあんなに悩んだにもかかわらず「やっぱりスーツは嫌だ。それに気軽に楽しみたいから文字通り“カジュアル”で行くぜ!」と意気込む。


まず、ジーンズ。迷いましたが「今日日のフレンチレストランは大丈夫だろ、なんてったってカジュアルだもん!」と独自の見解により着用決定。後藤真希さんも大好きな『DIESEL』のジーンズを。
あとは古着だけどキレイ目なシャツと黒のジャケット。靴は最近おろしたての赤茶色のレザースニーカー。時計はこれまた『DIESEL』のお気に入り。


個人的にはカンペキな服装でした。「このまま気軽に、ディナーショー終わりの藤本さんとデートできるぜ?」っていうくらいのキレイ目カジュアル。
ただ、それは僕の考え方で(笑)皆さんはスーツ。ジーンズを履いている人なんていません。しかもブルージーンズだぜ?会場に入った瞬間凍りました。
「俺めっちゃ浮いとるやん・・・。」


そんなこんなで席に着く。舞台からは少し離れていましたが、この近さは僕にとって異常事態。今までコンサートでもずっと最後列付近だったからさ。全然遠く感じない。


同席の方々は当然ながらもう席に着いておられました。ギリギリになったことへの罪悪感で周囲の方にヘコヘコしながら着席すると、すぐにパンが出てくる。そうですよね、そりゃそうだわ(笑)


参加前に相当気にかかっていた「テーブルでの会話」でしたが、遅刻スレスレのドタバタ+これから始まる緊張感で僕は軽い躁状態になっていまして(笑)けっこう自分から会話に加わってました。人見知りストにしては珍しい。同席の方々もいい人たちでした。


料理は
□アスパラと生ハムのサラダ
□鰆のムニエル カレー風味
□桜のシフォンケーキ
の3品。好みで注文の1ドリンクは、メインにあわせて白ワインを。
味は・・・普通?別にマズイって程でもないし、すごいおいしいって程でもないですかね。ただ、同じもの食べている人相手に「おいしくない」と言う不躾なマネだけは絶対にイヤ。


食べ始めると、すぐに質問が。
「もうずっと、ミキティが好きなんですか?」
ここでちょっと言葉がしどろもどろに。もちろん答えは即「ハイ、そうですね!」と言いましたが、質問のニュアンスが「ミキティ推しですか?」的に感じられて、こう付け足してしまいました。「でもみんな好きなんですよねー。」


すると「それは、ハローのメンバーが満遍なくですか?」という相手の方の質問に、うーんそれも語弊があるなぁと思いつつ「まぁそうなんですけど、うーん、なんかよくわからないですね、ちょっと・・」と煮え切らない答えをしてしまう僕。
簡単に言えば「誰が好きでも、ミキティ好きなんだからいいじゃん」ということなんですけど、そう簡単に伝えられませんよね(笑)わかってもらえない。


例えるなら、ミキティミキティごっちんごっちんまっつーまっつー、なっちはなっち、梨華ちゃん梨華ちゃんであるように、僕もそれぞれのことがそれぞれで大好きであり、そこに差や順番なんてないのであります。それなのに僕ら人間は、どうしてこうも人は比べたがる?だから「推し」という言葉が嫌いなんですね、僕。


でもたぶん、僕がその手の質問に神経過敏になっていただけですけどね。
質問された同席の方は全然そういうつもりはないと思います。しかしながら、こういう時にみんな好きですって言いにくいなという現実問題はありました(笑)
他に何かいい言い方ないかな?


そうこうしているうちに1時間のディナータイムは終了。ついにライブが開演です。
僕の席の左側の衝立の向こうが出演者の通り道になっていて、藤本さんの声が聴こえて来る。特徴があるからすぐわかりました。


「よろしくお願いします」
「行くよ!」


聴き取れたのはこの二言です。
ごく普通のさりげない言葉ですが、緊張と高揚が伝わってくる言葉。


1人の女の子の不安と期待が入り交じった声。
しかしそれは、1人の表現者としての自信も感じさせる颯爽とした声でもありました。



そして・・・・